2012年10月27日土曜日

秋の散歩 と 黄金桂

秋の始まり、金木犀の香にしあわせを感じながら、寒さに物寂しさを感じます。

最近、岡倉天心の『THE BOOK OF TEA』(茶の本)をお薦め頂き、興味深々に
手に取るものの、うまく集中できなかったのですが、良い案が浮かび、お出掛け。

向かったのは、中国茶房 『ロ・ヴー』   店内は少席ながらも、とても落ち着けます。
名古屋で最初の中国茶専門店です。7年前から時々通っているお店です。
中国茶の販売は13年ほど前からされているそうで、お店は2006年から。
中国の知人が「最近は年々、お茶が高くなっている」と云っていた話をすると
10年前から比べると、かなりの値上がりをしていると教えてくれました。
今、中国骨董も注目されており、茶葉とお茶道具が影響し合っているのは、
自然なことなんですね。中国も自国の文化を取り戻そうとしているのかなと思うと、
岡倉天心の『THE BOOK OF TEA』も面白味が増します。














今回は、金木犀の香りがする≪黄金桂≫を頼みました。

飲みながら、岩崎オーナーに『THE BOOK OF TEA』の話をしたら、
『今、ボストン美術館(名古屋)で岡倉天心が尽力し集めた日本美術展がやってますね~』
と教えてくださいました。さらりと情報が出てきたり、何気ない会話ができる≪茶≫に感動。
店内に東京国立博物館・日中国交正常化40周年【中国 王朝の至宝】 のパンフレットもあり、
楽しくなった半面、盛りだくさんの美術展予告を聞いただけで、お腹一杯になりました!


















中国茶の良いところは、注いで注いで会話が長く出来る、しあわせ。
六煎を飲み終えて、 店のドアを開けると金木犀の香に包まれ、見上げれば
秋の夕焼け、茜色が美しく、五感が”しあわせ”で満たされました。
選んで並べても得られない”偶然の幸せ”に感謝です。

また、帰り道の覚王山(参道)で嬉しい発見が・・・



絵画 骨董品 買取の北岡技芳堂

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