2012年10月18日木曜日

~芸術の秋・オペラを体験~

数年前、たまたまオペラを観劇することがありました。
音楽に精通しているわけではなく、とりあえず行ってみるというレベルで
『トスカ』『コジ・ファン・トゥッテ』を体験しました。
学生の頃、本で『椿姫』を読んでオペラの名作と知って以来、一度は観てみたい!と思っていたのです。
ただ、オペラは意外と大掛かりな演劇で、チケットや格式が高い・内容に着いていけるか心配・・・
ということで、小さなホールを見つけて音大OBなどの手頃なチケットで観られる舞台にしました。

一緒に行ってくれる人の地元にあるホールで、愛知県長久手市文化ホール(森のホール)を選んで、
以前に行った県立の大ホールよりも、小さくて雰囲気のある空間に感動!森のホールは、オススメです!
その時は、『コジ・ファン・トゥッテ』でした。字幕付きは、中々みるには忙しく内容を追うのが
大変でしたが、オペラを観たい!という気持ちがあれば、初心者でも楽しめる物語が多いです。
日本でいう歌舞伎で、堅苦しそうで、実は娯楽要素がたくさん詰まっています。



1階席がよかったのですが、2階席だった・・・残念だと思って座っていると、舞台の前に”あれ”が見えました。
オーケストラピットです!オペラは生演奏で、オーケストラは舞台の視界に影響しないように、
1階からは殆ど見えない一段下がった場所で演奏しているので、舞台裏のような感じなのです。
何故、それを観て面白いと感じたのかは、単に初心者の感動プラス、以前、TVで西本智実さんが
オペラの演奏を熱く語っていたことを思い出し、その現場が見れたようで嬉しくなりました。
歌舞伎では、黒御簾 (くろみす) と言う場所です。黒子のような位置づけなのですが、
私には御簾の向こうから美しい音楽が聞こえてくると、その場所にとても色香を感じます。
隠すことが舞台のためであるのに気になって仕方ない・・・不思議な効果があります。
東西、同じような考え方で舞台が作られているのが面白いですね。 

今年、久々に調べたら間に合いそうな公演がありました。
愛知県長久手市・文化の家『森のホール』愛知県立芸術大学オペラ公演 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」全3幕 日本語上演

観劇体験のない方へ。知識はなくとも好奇心!人生のビタミン剤で元気になりましょう!
CDやDVDから一歩前へ『芸術の秋』です。身近なホールで、生演奏、舞台はいかがでしょうか?




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