2012年6月27日水曜日

長良川鵜飼




幹事さんの手配で、岐阜で一番旨し

【鮨金】さんを呼んで頂きました。

お寿司が美味しいさはもちろんでしたが、

金切りたての青竹に日本酒という粋な旨さに

皆さん感動でした!

あぁ、日本人で良かった!



そして、お酒が楽しくなってきた頃、鵜飼が始まります。

鵜飼船は、本当に良いときを過ごせるように考えられていますね。



辺りはすっかり闇で、

鵜飼船の松明が眩しく光っているように見えました。

黒に黄金。川そのものが蒔絵の様ですね。


初めは、屋形船と鵜飼船が少し離れています。

皆さん、興味深々で暗闇の松明を見ています。


鵜飼船が近くを通り、いよいよです!




屋形船と違い、余分なものが一切無い鵜船。

美しいですね。
炎が水面に移り、金色に尾をひく景色が眩しく、

松明の火の粉が飛ぶ様。

1300年前の人達も同じ景色をみていたのかと思うと、

伝統が継承されてきた厚みに吸い込まれます。

カタチの無いものを大事にできるのは、強い精神があっての事ではないでしょうか。

宮内庁の管轄になって保護されている以上に

長い時間、途切れずに継承されてきたのは、

地元の人達が地場の文化を大切に思う精神性からですね。

しかし、船頭さんから『鵜飼漁』という意味で話を聴きますと、

もっとも原始的なところで『漁』として地場の人達の生活を支えていた 

『知恵が人の命をつないでいた』から続いていたのかもしれません。

綺麗事ではなく、人が食べていくために

必要だった形跡・生業とも思えてきました。

鵜との共存が命をつなぐと想えば、鵜匠が鵜を大切にする気持ちが

技を生み出し、複雑な漁を可能にしたんだと感じます。

初めはザワザワと盛り上がっていた鵜飼ですが、

見ているうちに神秘的な儀式のを見るようで、無心になりました。

貴重な経験でした。機会があれば触れてみてください。

さて!一通り鵜飼を見た後、船は一気に下り始めます。

船頭さんのかっこいい背中を見ながら、残りのお酒を頂く贅沢!

最後の見せ場は『総がらみ』です。

絵画 骨董品 買取の北岡技芳堂

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